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8bit Landscape ‒ a House on the Horizon / Peace for Ukraine

8bit Landscape ‒ a House on the Horizon / Peace for Ukraine

加藤雄太

もともと僕はライフワークのように「地平線の上に一軒の家がポツンとある」風景画を描いていまし
た。それは、極めてシンプルな色面で構成された風景画であり、一見するとマーク・ロスコの抽象画のような、それくらい要素が削ぎ落とされたものでした。なぜそうしたかというと、なるべく具体的な要素は排除して、出来るだけ多くの鑑賞者の感覚に共有できることを心掛けた為です。具体的な要素を描くと私小説的になってしまう。つまりは普遍性を求めたのです。そのために、象徴的で記号的ともいえるようなシンプルなイメージを追求し、画面からは色々な要素を削ぎ落して描いているわけです。
 ある時、そのシンプルな風景画を、デジタルアートで表現してみようと思い立ちました。そして、どうせデジタルにするのなら、絵画の時のように徹底的に要素を削ぎ落とそうと考えたのです。要素を削
ぎ落とすには、昔の8bitのゲームの表現のようなピクセル絵画が最適です。
 そう考えると、デジタルのピクセル絵画は「なるべく要素を削ぎ落して少なくし象徴的なイメージを
作る」という点において非常に親和性が高いことに気づきました。むしろ、今までは物理的な絵具や支持体などの素材により「物質」という超えられぬ限界があったシンプル性の追求が、解像度すらも削ぎ落していく、という僕にとっては未知の領域にまで展開可能となりました。そう、物理的な絵具などの素材を使う限り、素材は「生モノ」であり「そのもの自体」なので、それが持つ強烈な強度という最大の武器であり呪縛からは逃れられていなかったのです。
 さて、ここまで来て漸く今回の作品の話に至ります。
 デジタルアートにすることで超えることのできた「生モノとしての強烈な強度」ですが、あえて物理的なフィジカルアートとして再構築してみる。つまり、デジタルアートで作った作品そのままのイメージを再び絵画で描き直したものが、この作品になります。
 この行為によって、物質とデジタルの間(あわい)や、絵画の持つ質感や存在感とは何なのか、など今まで見えていなかった新たな世界に触れるきっかけになると思っています。

作者:加藤 雄太  宮城県仙台市出身
制作年:2022年
出身校:多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業
大学4年在学中に、全国絵画公募展IZUBIにて入賞。卒業前に東京都中央区京橋のギャラリーにて個展を行いデビュー。以後、京橋・銀座を中心に個展、グループ展多数。
アーティスト活動と並行して、埼玉の浦和にて絵画教室、美術史講座などを開催するなど、美術の普及にも努める。
2022年には、アートとビジネスを繋ぎクリエイティブワークでソリューションを提案するKUU ENTERPRISE合同会社を設立し、アートをより社会に浸透させるため活動している。
作家ウェブサイト https://yutakato.com/

¥22,000 税込

カテゴリー

日本画

寸法

H15.5cm W15.5cm D1.8cm

素材

パネル、アクリル

配送までの期間

一週間以内

備考

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